五世代の悪霊ブログ

主にポケモン。特にマニュシャン構築について

サンムーン環境のマニュシャン

どうも、パォン・デ・ローです。今回はサンムーン環境になり様々な変更がかけられましたが、その中でマニュシャンに絞って主な変更点を考えていきたいと思います。目次は以下の通りです。なお主要ポケモンに対するダメージ計算は後日に別記事にしたいと思います。

1、変更点(マニューラ
2、変更点(シャンデラ
3、変更点(マニュシャン軸)
4、あとがき 

1、変更点(マニューラ
強化点
・じごくづき
絶対零度無効化
・サイコフィールド

弱体化点
・カプ、UB系
・第6世代と比べて環境に刺さらない
・メガ進化の仕様変更(特に対面でのゲンガー)

 重要なのはじごくづきポケモンについてです。まずじごくづきは悪物理威力80で追加効果に相手の音技を2ターン封じるがあります。これによりフェアリースキン持ちに対する勝率が跳ね上がりました。特にハイパーボイスで拘った眼鏡ニンフィアハイパーボイス+エスパー技の2ウェポンメガサーナイトに対して有利になりました。又この技はZ技にすることでH252振りギルガルドに111.3%〜130.5%のダメージを出すことができます。サイコフィールド化ならメガメタグロスも落とすことができます。残念なのはじごくづきはガオガエンからの遺伝のみなのではたき落とすとの併用ができない点です。はたき落とすを切ってまでじごくづきを採用する価値は十分あると思います。
 新ポケモンについてですが、カプ系UBはかなりきついです。カプ系はZ技でようやくテテフとブルルに勝てそうなぐらいです。コケコは素早さで抜かれている上、珠CS臆病コケコの10万ボルト(エレキ化)が無振りマニューラに対して乱1(75%)なのでマジカルシャインの有る無しに関係なくきつく、レヒレに関してはただの起点です。UBはアクジキングウツロイドデンジュモクはもしかしたら勝てそうレベルで他は無理です。シーズン1は彼らのお陰でフェアリー鋼環境になりそれらに強いメガギャラドスメガメタグロス、Rガラガラが台頭し、加えてパルシェンの異常な増加、はたき落とすがない故にサイクル戦で強く出れないなどマニューラには逆風吹き荒れるシーズン1でした。

2、変更点(シャンデラ
強化点
・役割対象の増加
・Z技

弱体化点
・Rガラガラ?
・サンムーンのみだとすりぬけ及び熱風がない(島スキャンは夢特性が出ない、熱風の遺伝経路がない)
・炎ゴーストを両方止められるポケモンの増加(ガオガエンジジーロンなど)

 役割対象の増加というのは主にカプ系、UBのことです。ブルルには勝てます。コケコとテテフに関してはオーバーヒートとシャドーボールで確1にできます(複雑なのでダメージ計算は別記事に)。レヒレは起点です。UBだとテッカグヤマッシブーンカミツルギフェローチェの4体に有利が取れます。リージョンだとRガラガラやRキュウコン、Rサンドパンといった通常だと不利なポケモンに対して勝てるようになりました。Z技はシャンデラが高威力の技を多く覚えるのと持ち物がない場合でもある程度戦える火力と技範囲を持っているのでとても相性がいいです。特筆する点はソーラービームベースの草ZでASメガギャラドスを確1に、オーバーヒートベースの炎Zと組み合わせてC2段階ダウンを実質的に打ち消せることです。
 サンムーンにおけるシャンデラ最大の逆風はRガラガラの存在です。しかしながらシャンデラはRガラガラにほぼ100%勝てますし、実質ふといほねしか持てず型が絞られるガラガラに比べシャンデラは型が豊富で、かといってガラガラもシャンデラ以上の技範囲で、トリックルーム適正があり、避雷針で電気タイプにも強く、そもそも物理と特殊なので十分差別化できており、厳密な弱体化ではないです。ではなぜ弱体化なのか。単純にシャンデラの採用率が相対的に下がりそうだからなのと5世代から欲しかった炎霊格の技範囲(めざパ除く)を先にとられてしまったからです。つまるところ個人的恨みです。技範囲の観点だと炎霊両方半減以下に抑えれるポケモンが増えたことも、特に拘りシャンデラには逆風です。ガオガエンジジーロンアクジキングといった面々ですがサブ技のエナジーボールサイコキネシスすら彼らは無効化してきます。彼らがいるパーティーシャンデラを出すのは控えた方がいいでしょう。
 

3、変更点(マニュシャン軸)
強化点
・強力な新ポケモン
 
弱体化点
・強力な新ポケモン
マニューラの通りが怪しい
アローラ図鑑限定の場合シャンデラが使えない

 マニュシャンに入るポケモンというのはマニュシャンが苦手な格闘岩などの弱点を突けず、弱点を突かれるタイプや等倍だけど一貫しているタイプに対して対策がとれるポケモンです。そういった意味から鋼、フェアリー、飛行、格闘といったタイプが要求されます。カプ系ではブルル以外の3匹、特にテテフは格闘にめっぽう強くマニュシャンお互いが苦手とする先制技も封じれる点で優秀です。UBではテッカグヤが補完によく、場合によってはナットレイとサンダーの役割を1匹でこなせる場合があります。また同様にマッシブーンも物理受けとしていいのではと考えています。
 一方で対策必須のポケモンが増えたのも確かで特にミミッキュはマニュシャンお互いの弱点を突ける上化けの皮がすりぬけの効果外なのでマニュシャンの2匹で処理しにくいです。採用する鋼タイプには対ミミッキュの要素も取り入れていかなければなりません。また先程のガオガエンはマニュシャン+鋼をまとめて処理できるので水タイプや地面タイプは用意しておく必要があります。カプ系、UBだとカプレヒレの対策が欲しく、状態異常も入らず、マニュシャンを起点に瞑想を積まれるので殴れる奴を用意したいです。アシレーヌともどもマリルリと同タイプなので現状はサンダーとナットレイで対処したいと考えています。他に注意すべきなのは高いDと水技火力を持つオニシズグモと普通に突破が難しかったのでナマコブシです。

4、あとがき
 シーズン1はマニュシャンカグヤテテフメガガルトリトドンで潜り最高1710最終1693の39-27でした。兎に角マニューラが刺さらないのと鬼門のパルシェンやPT単位で辛いメガギャラドスが多かったのでかなり苦戦したシーズンでした。収穫だったのは後ろ2匹です。メガガルーラは弱体化を食らったのでいっそのこと特殊にしようと控えめHCSベースのシャドーボール10万ボルトれいとうビーム大文字で使いました。結果として思った以上に使い勝手が良く第2の氷炎枠やガルーラを受けに来る物理受けを倒す、凍らせて無理やり勝つなど弱体化してもガルーラはガルーラだなって思いました。耐久面でもガブリアスの龍Zを耐えるなど活躍してくれました。ただシャドーボールを消して地震かふいうちはあった方がよかったかなとも思います。選出率は1位です。トリトドンポリゴン2専用で投入しましたがそれ以外でもコケコを倒したりと活躍しました。例のごとくあまり潜れなかったのでシーズン2は100戦以上を目標に頑張りたいです。